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海外SNSの参入やスマートフォンの急速な普及に伴って、ここ数年でSNS業界の構図もかなり変化している。

今回取り上げるのは、先月社長交代のニュースが話題になったミクシィ。社長交代と同時に経営陣の刷新も行い、今一番次の動きが気になるSNSである。

そんなミクシィの現状と今後について、データから考えてみた。

まだまだ多くのアクティブユーザーを抱えているmixi

主要SNSのMAUランキングとGoogle Playランキング
MAUランキング Google Playランキング
facebookアイコン Facebook 1位 1位
twitterアイコン Twitter 2位 2位
mixiアイコン mixi 3位 3位
 amebaアイコン Ameba 5位 5位
greeアイコン GREE 6位 7位
mobageアイコン Mobage 7位 4位

上の表は、主要SNSのAndroidアプリの4月MAUランキング(App Ape調べ)および、Google Playでの4月末時点のランキングである(いずれもGoogle Playのソーシャルカテゴリーの無料アプリに絞ったランキング)。これによると、mixiはFacebook, Twitterに次いで、国内第3位のSNSだといえる。

[データ元:App Ape(国内10万台のAndroid端末をサンプリング)、Google Play]

GREE, mobageなどのゲーム系SNSやFacebook, Twitterなどの海外産SNSに比べて、社長交代前まではあまり目立ったニュースのなかったmixiだが、いまだに多くのアクティブユーザーを抱える巨大SNSであることに変わりはないようだ。

 mixi vs Facebook

mixi VS facebook

SNSのメジャーどころとしては、国産だとmixi, Ameba, GREE, mobage、海外産だとFacebook, Twitterなどが挙げられる。

SNSユーザーの中には、これら複数のSNSを使い分けている人も多い。

 

今回はこういったSNSの「併用」に関して、mixiのSNSとしての性質上一番のライバルであるFacebookと比較してみた。

mixi VS facebook

上図の左側は、1万人のAndroid版mixiアプリ利用者(月に1度でも利用)のうち、他のSNSアプリを利用している人(同じく月に1度でも利用)の割合である。同様に右側は、1万人のFacebookアプリ利用者のうち、他のSNSアプリを利用している人の割合である。

[データ元:App Ape]

これを見ると、mixi利用者のうち約半数がFacebookも利用していることがわかる。一方、Facebook利用者のうちmixiも利用しているという人は2割程度にとどまっている。

TwitterやAmebaに関しても、mixi利用者の方がFacebook利用者に比べて使っている割合が多いことがわかる。

つまり、mixiはFacebookと比較して他のSNSと並行して利用されやすいということがわかる。これは、ネガティブに考えればFacebookに比べて浮気されやすいという見方もあるが、ポジティブに考えれば、他のアプリと同時に使ってもらえる=使わなくなっても乗り換えるというよりは、mixi内にもいまだに大事な交友関係があるため「第2の居場所」として使われていると考えることもできる。

タレント揃いの新経営体制をどう活かせるかが鍵か

mixi経営陣

新しく就任した朝倉社長も素晴らしい経歴の持ち主だが、最高事業責任者に就任した元はてな副社長の川崎氏にも注目したい。

先ほどのデータからわかるように、mixiユーザーは他のアプリの利用に積極的であるため、相互集客などの提携や、独自のソーシャルグラフを活かした新規展開など、この新経営陣を活かせば色々と面白そうなことができそうである。(既にいくつかの会社に投資も行い始めている。)

まだまだ多くのユーザーを抱えるmixi、今後の動きがとても楽しみである。


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写真:CNET

ぼくはこう考えるでござーる by

渋谷 修太

個人的に一番最初にSNSに触れたきっかけはmixiだったし、日本にSNS文化を浸透させたのもmixiの功績が一番大きいと思う。こんなに長い間、独自のソーシャルグラフを維持しつつ使われ続けているサービスは、そう簡単につくれるものではないはず。新しいmixiなら、スマートフォンの時代にもう一度「あしあと」を残してくれるのではと期待している。